少し不思議な物語たちの声

華柏(こはく)

弱虫で嘘つきな私

これはとある少女のお話___________



私がずっと思っていること。「恋人」になんてなりたくなかった。君がそれでいいなら、まぁ私もそれでいっか。なんてうそつきの私が吐く反対言葉のアイのうた


そっちの天気はどうかな?今日こっちは土砂降りの晴天で。何もやる気が起きないから昨日もずっと満喫してた。別にキミのことなんか考えてなんかなかったかな……いやでも本当は少しだけ考えていたかも……なんてね。


グルグルと回るこの感情はまるで少し壊れたメリーゴーランドみたいで私の頭の中もグルグル回ってるの。 この両手から零れそうなほど貰ったキミからの愛はどこに捨てればいいんだろう。こんな限りのある消耗品なんて私には要らないよ。



私がずっと前から思っていることを話そっか。

言葉は見えるくせに姿がまるで見えないの。

私が知らないことがあるだけでとても気が狂いそうで。この感情がキレイなのかキタナイのかもう私には分からないよ……この感情はまだ分からないからどこに捨てればいいか宛も無いんだ。キミの言葉の裏の裏が見えるまで待つから

待つくらいならもういいじゃない……


進んでいくキミと止まってしまった私の縮まらないこの隙を一体何で埋めよう?まだこの言葉を素直に言えない私は【天性の弱虫】だ


この両手から零れ落ちそうなほどキミに渡すはずだったアイを誰に譲ろう?なんてそんなのどこにも宛がある訳無いのに……まだ待っている私がいるの。ねぇもういいかな……?

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