第2話 20人
極円六真幻法院、本部、会議室にて。
会議室には極円六真幻法院の幹部たち6人が席に座っており、真ん中の席には極円六真幻法院管長、君嶋哲子が座っている。
君嶋は幹部たちに向かって喋り始める。
「この度は緊急にも関わらず幹部の皆さんに集まっていただきありがうございます」
君嶋は丁寧に挨拶をし、全国に6つある支部の支部長たちを召集した。
広島支部、支部長、
北海道支部、支部長
神奈川支部、支部長、
三重支部長、支部長、
沖縄支部、支部長、
大阪支部、支部長、
各支部長たちは君嶋哲子が認めた者たちであり、霊能力者としてもかなりの実力を持っている。
君嶋は現状について話し始める。
「会長さんから話をいたたぎ2ヶ月が過ぎました、私の人脈を使い10人の、悪霊退治のスペシャリストを集めることができました、そして現在6人の者たちと交渉を進めています。この交渉が成功すれば、残り4人
、私を入れれば残り3人となります、そこでお願いがあります、残り3人を、この中から選びたいと思います」
三重支部の伊勢明正がくちを開く
「君嶋先生、私はこの話を聞いた時から疑問がありました、なぜ我々だけでこの件をかたずけさせてくれないのかと、ですが君嶋先生が判断したこと、我々は君嶋先生を信じどこまでもついて行きます、それに君嶋先生は既に我々の中で連れていく者は決まっているのでしょう」
伊勢明正がそう言うと他の支部長たちも頷き、納得している様子である。
「はい既に決まっています、神奈川支部、田辺愛さん、三重支部、伊勢明正さん、大阪支部、近江泰然さんです、このお三方に私と共に来ていたたぎたい」
君嶋がそう言うと選ばれた3人はやる気に満ち溢れた様子で返事をする。
6人の支部長の中で最年長である、広島支部の渡瀬真也が君嶋と選ばれた3人に向かって喋り始める。
「君嶋先生、私はあなたの無事を祈り、帰りを待っいます、その間、極円六真幻法院のことは私にお任せください、それとお前ら命に賭けても君嶋先生を守れよ」
選ばれた3人は頷き、分かりましたと返事をする。
神奈川支部、田辺愛が君嶋に質問をする。
「先生、話しは変わりますけど、先生が選んだ10人ってどんな人何ですか?」
「そうですね、まだ話していませんでしたね、少し長くなりますが話しておきましょう、まずは私が古くから知っている、千開宗開奉寺、住職、
君嶋が話し終わると田辺はなにかを疑問に思ったのか君嶋に質問をする。
「先生、一つ質問です、篠崎陵と立川隼人っていう二人は面識はないのですよね、彼らの珍しい能力と言うのはどんな能力なのでしょうか」
君嶋は田辺の質問に答える。
「たしかに面識は無いです、ですが、わたしの信頼している情報屋から聞いた話では立川隼人さんは
君嶋の話を聞いた6人驚きの表情を隠さないでいる。
沖縄支部の高村正義が喋り始める丸
「たしか封神手は神だけが使える能力、人がその身に宿せば、使う度に代償を支払わなければならないはず、彼が本当に封神手を使えるならば、相当な苦痛を伴っているはず」
大阪支部、近江泰然が関西弁まじりに高村に喋りかける。
「まぁええやないか、そいつらが使えるならばそれでよし先生が選んだ奴らや、話を聞いた限り本当の事やろうし、もし嘘ならこの話、受けへんやろ、それに万が一使えんやつでも、ワシらと先生が、フォローすればええ話や」
すべてを話を終えた君嶋が最後に話し始める。
「話しは以上です、私を含め皆さんもこれから準備に入ります、すでに偵察隊を送って情報を集めています、今回の件、私の人生で最大級に危険な仕事になります、私も命を落とす可能性も十分にあります、だからこそ念入りに準備に入り、交渉中の件も
君嶋が話し終えると、支部長たちは君嶋に頭を下げ会議室を後にした。
そして時が流れ4ヶ月後。選ばれし20人の霊能力者たちが鬼灯グランドホテルに集結する。
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