私の義妹は現在メイド
黒白ノ巫女
第1話
「はふ…。おはよ…
いつも以上に眠い…。昨日
「おはようございます。
声のした方を見ると、
うん、相変わらず完璧に支度を済ませている。
昔から敬語ばっかり喋っていたからか、誰に対しても敬語になっている。
でも、私に対してはちょっとだけ敬語が崩れるから、ちょっと嬉しかったり。
「だって、昨日一緒にゲームしたじゃん。徹夜で。そしたらめっちゃ眠いんだよ~。へるぷみー
「昨日のゲームは盛り上がりましたね。
可愛い…。
「だって、
支度をしながらそう言うと、
「それは流石に大げさですよ。世界には
「ま、これからもっとゲームの腕上げて、いつか
私は挑戦的な笑顔で
それに応えるように、
「もちろんです。絶対に負かして見せます。」
こんな約束、守られるとは限らない。
いつ死ぬか分からないし、いつ居なくなるか分からない。
でも、こうして約束をしたら、未来は無限にあるように思えるでしょ?
「あっ。そっか、もう桜が咲く時期だね~。」
ふと窓の外を見ると、うちの庭に植えられている桜の木が、見事な桜を咲かせていた。綺麗だなぁ。
「そうですね。この桜も、見るのは何回目でしょう?沢山見てきた気がしますが、それでも飽きませんね。年を重ねるごとに綺麗さが増すような気がします。」
やっぱり可愛いなぁ。そして綺麗。うん。完璧。
絵になるよ。早く隣に並べたい。
「じゃあ、定例会議も始まるころだし、行ってくるね。」
「はい。行ってらっしゃいませ。私はもう少し作業をしていますので。」
「うん。頑張ってね。」
「はい、ありがとうございます。」
お互い笑顔で、そう言って、私は部屋を出てホールへ向かった。
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