第13話 冒険者組合、ギルド(3)
彼は、冒険者組合・ギルドの窓口──!
そう、スーツ姿の煌びやかな娘達……。
それも、皆、この国の高等学園を優秀な成績で卒業された、アイドル化されている、貴族の令嬢達が座る窓口へと向かって歩きだすのだよ。
それもさ、彼は、窓口へと向かう最中にある掲示板──!
そう、只今冒険者達の団体が、仲間内と和気藹々とした会話をしつつ、今日の依頼……。
まあ、彼等にとっては日雇い、その日暮らしのお仕事……。
それも大変に危険……。死地といつも、となり合わせの危険なお仕事なのだが。
腕が立つ者達は一獲千金の夢と、広大な領地を持つ帝国ジャポネの新規の
貴族になる夢を持ちつつ。
今日も少しでも良い依頼! お仕事! と言う奴が無いか? と。
冒険者達は仲間内と和気藹々と依頼を探索しているのに。
その男! みすぼらしい男はね! 自身でお金を所持しているようには、とても見えないのに。
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