天使が彼女に恋をする
たるたるたーる
プロローグ
私は恋の天使である。
想い人がいればその想い人と。
想い人がいなければ相手を探し、その相手と。
きっかけを作り、人間の恋を成就させるのが私達の役目。
達というのも同じ役目を持った天使が私の他にも存在していて。
その役目を果たせなければ消えてしまう存在。
だけど、その中でも私は優秀で。
見事に役目を果たし、すでに何人もの担当してきた人間の恋を成就させてきた。
私が私を優秀と自負するのは人数だけのことではない。
担当する人間の中には他にもその相手を好きになる人間もいた。
当然その人間にも担当する天使がいるわけで。
それでも、私は担当した人間の恋を見事成就させてきた。
私が担当する人間の恋の成就率は100%なのである。
どうだ?すごいだろう?
え?すごいって?
えへへ!そうでしょ!すごいでしょ!
私は他の天使に今まで負けたことはなく、優秀なの!このままいけば大天使に昇格間違いなし!やっとこの役目から解放されるんだぁ!わーい!
…っと。少し興奮してしまったようだ。
落ち着かなければ。
さてさて、自分語りはここまでにして今回の担当である人間の恋を成就させにいこう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます