これは意外でした。確かにカクヨムのユーザー同士みたいな関係であれば過剰に思えますが、立場が上の人が相手となると変わってくるんですね。敬語を考えるとやっぱり上下関係とかヒエラルキーを強く感じざるを得ませんね。
作者からの返信
柊圭介さん、コメントありがとうございます。
そうですね。あとは、尊敬している人に対して、自分が謙るというときも使えると思います。好きな作家さんに、「これ未発表の作品なんだけど読んでみない?」と言われたら、恐れ多い感じがして「拝読させていただきます」と言うかもしれません。
>敬語を考えるとやっぱり上下関係とかヒエラルキーを強く感じざるを得ませんね。
一理あります。使うときはそれを意識せざるを得ないのは確かです。確かなんですが……この辺りの話を語ると長くなるので、いつか機会があったらまたそのときに(笑)
私も「拝読させていただきます」は二重敬語だと思っていました! ウェブ公開してある小説読むのに、そこまでへりくだらなくても……と感じていましたが、それって「対等な関係だから」なのですね。エラい作家先生に、「まだ発売前の小説、キミだけ特別に読ませてあげよう」と言われたら「拝読させていただきます」と言っていいということですよね。そういう状況だったら、確かに言ってもいい気がしてきました(笑)
今回もとても勉強になりました。いつもわかりやすく解説してくださってありがとうございます。
作者からの返信
かしこまりこさん、コメントありがとうございます。
敬語は耳に入ってきたものを使うことが多いので、最初が間違っていると、誤解されたままになることがあるのかなと思います。
そうですね。Web小説の作家さんは年齢や経歴など公開していないですし(かしこさんのようにほんわりと公開されている方もいらっしゃいますが)、顔も出ません。そのため、対等な感じがするのだと思います。(「同じく小説を書く者」として、同士という感覚もあるかもしれませんね)
おっしゃるように、偉い作家さんや教授が書いた論文といったものを読む許可を得たときは「拝読させていただきます」が使えます。あとはとても尊敬する作家さんに「未発表の作品だけど読む?」と言われて、恐れ多くて「拝読させていただきます」と返事するときも使えるかもしれません(笑)
でも、ご自身が使いたくなければ使わなくていいんです。使える場面があって、使いたいなと思ったら使えばいいと思います。
>今回もとても勉強になりました。いつもわかりやすく解説してくださってありがとうございます。
こんなことを言うのもなんですが、敬語はとても難しい内容なので、調べる時間や資料との睨めっこの時間が結構かかっていまして……(笑)
そのため、「勉強になった」「分かりやすい解説」と言ってていただけるとほっとすると同時に、とても嬉しく、書いたかいがあったなぁと思います。
こちらこそいつも丁寧に読んで下さり、温かなコメントを書いて下さってありがとうございます!