第5話 ゾンビの倒し方

「おいおいゾンビってやばくね?」

遼がいうと、

「ゾンビの倒し方…ね。とりあえず近くの教室に入ってみるか。」

湊斗が言って、近くの『理科室』に入った。

「ん?何よ…これ。」

芽衣が指差したのは、プロジェクターに入れるディスク。

「とりあえずあれに入れる?」

くるみがプロジェクターに入れて見ると、映ったのは、ゾンビの倒し方という題名の映像。

『私はついにゾンビを倒す特効薬を開発した。試しにそこのゾンビで試してみよう。”バリーン”瓶を壁にぶつけて中に入っている液体が漏れた。すると緑色の煙が立つ。この煙でゾンビをぶっ倒すんだ。ほうらそこのゾンビが死んだ。これは冷蔵庫に入っているからみんなも使うんだ。その名も殺人薬。』

「よし!冷蔵庫だ!」

すると遼が冷蔵庫の前に立って、

「助かるのは俺だけで十分だ。」

そう言って冷蔵庫のドアを開けると、瓶が割れて遼の目にかかった。

「めがぁぁ」

すると後ろからイクがやって来て

「遼くんはここで脱落☆ご愁傷様☆」

するとプロジェクターの方から音がして、

『まだ映像は終わっていない。ガスマスクをして薬を使うんだ。人間にも害がある。ガスマスクは冷蔵庫の上に置いてある。』

「これだな。」

みんながガスマスクをつけて、瓶を取った。蓋を開けて液体を流すが、何も起こらない。

「なぜだ?」

芽衣がたずねる。湊斗が考え込んでいる。液体が殺人薬ならなぜ瓶を投げたのだろう?ああそうか!

「これはなんだ!」

瓶を下に叩きつけて割ると、煙が上がった。

「やった!」

これでゾンビがいなくなった。

2階に進むぞ!

湊斗たちは、2階へ進んだ。

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