第4話 なんかもう全体的に臭い秘密

私が壁に寄りかかっていると、うちのフェレットは私と壁の間に挟まろうとします。そうやって甘えてくるんです。


それを見た夫が、わざとらしく壁に寄りかかりましたが、フェレットは夫と壁の間には挟まろうとせず、寝床に帰って寝てしまいました。

しょんぼりする夫に「フェレットはあまり視力が良くないから、きっと気づかなかったんだよ」と言ってあげましたが嘘です。

夫と壁の間には挟まれたくないんだと思います。きっと臭いからだと思います。



<完>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る