リアルがつらいので山奥に逃げ込んだら、何故か年下のオカン系幼馴染もついてきた ~シェアハウスで一緒に過ごす彼女がすごくかわいい!~
丸焦ししゃも
プロローグ 「こんな会社辞めてやる!」
俺の名前は 鈴木 春斗 (すずき はると) 19歳。
高校を卒業して、すぐに就職をした。
そりゃ最初は夢も希望も抱いていたさ。
職場の女の子とはそのうち仲良くなって恋仲になって…
尊敬できる上司と出会い、その人を目標に頑張って…
たまに同僚と遊びに行ったり、成人したら職場の愚痴を言いながら飲みに行ったり…
けど現実は、俺が想像しているものと全然違うものだった。
職場の唯一の女性は、俗に“おつぼねさま”と呼ばれる事務員さんですごく意地悪な人だった。
俺の直属の上司はあまり俺に仕事を教えてくれず、面倒事だけを俺にふってくるような人だった。
同僚?そんなものはいませんが何か。
職場の環境も劣悪だった。朝は仕事の準備に4時に起きなければならなかったし、帰りは平気で夜の11時を回るような会社だった。俺、まだ未成年なんですが。
誰かがこんなことを言っていた。
「石の上にも三年、三年間は頑張りなさい」
ふざけんな! 三年ももたねーわ! 殺されるわ!
そんな思いを抱きつつも何とか一年は続けていた。
まとまった休日なんて取ることはできなかったので、貴重な休日はキャンプや自然の動画を見ていつかこんなところにのんびり行きたいなと思いを馳せることが多かった。
とある日の休日、そんな動画をネットサーフィンしていたらある広告が目に入った。
“山奥のシェアハウス! 入居者募集中!”
見た瞬間これだ!と思った。
これだよこれ!俺が求めていたのは!
こういうところでのんびり過ごしたかったんだ!
「こんな会社辞めてやる!!」
次の日には、退職届を提出していた。
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