███から見つかった資料

カラサエラ

ファイル1

・霊の種類と死亡時の出来事についての関係


1型 ほぼ無害

自身が霊である自覚がなく、死亡時の状況の記憶がないため、浮遊霊となっている霊。意思疎通がほとんどできず霊のうちの約60%を占めている。死亡時の状況は電車との衝突事故や爆発などの即死級の事故に遭っていることが多く、そのため何故自分が死んだのか理解していないものが多い。また、死因を理解していないという点で子供は主に1型となる。

1型が2型以降に変化した特殊な例を除き、1型は人間に対して害はない。


2型 友好的

1型とは違い、自分が死んでいるという自覚を持ち、他人との意思疎通ができる霊。まだ生前やり残したことがある人物が多く、死因は病気などの死亡する前から死因が多少想像できるものが多い。全体の10%程度しか占めていないものの、このタイプは未練が簡単に達成できるものが過半数のため入れ替わりが激しい。

基本友好的だが、記憶が残っているため生前の性格が反映され、攻撃的なものも存在するため注意が必要。


3型 注意

2型と同じく意思疎通はできるものの、より攻撃的な霊。死因が殺人事件の被害者や恨みを持った状態での自殺などによるものが普通。全体の約20%を占めており、これ以降の段階の霊はポルターガイストなどの怪現象を発生させることができる。また、恨みを持った人だけでなく自分に邪魔してくるものや、生前自分との関わりの深いものを破壊しようとする人物に攻撃的になることがある。

攻撃的ではあるものの、干渉しなければ何も害はないため危険度はさほど高くない。


4型 要注意

関わった人物を無差別に攻撃する霊。地縛霊などに多く、全体の約5%を占めている。生前、もしくは死後の出来事により強い怨念を持っており、除霊などで自身に関わってきた人物を攻撃する。霊によってはその霊がいる場所に訪れた人物に霊障を起こすなどのものもいる。4型の霊は死後、墓を荒らされたなどの原因により、5型にはならないが3型でもないほどの霊となり、4型に分類される。

体に害を及ぼす可能性があるため、霊自体やその場所に訪れることは推奨されない。


5型 危険

非常に強い怨念を持ち、封印などの処理が必要な霊。物に取り憑く霊が多いことが特徴で、全体の数%を占める。4型との違いは、「簡単に人を殺害できるだけの力を持っている」「霊に深く関わる物体のほとんどに強い霊障の危険性がある」などがある。

現在見つかっている5型の霊は█体存在し、その全てが神社または寺院で封印されていますが、万が一封印が解けてしまった場合は速やかに確保すること。


X型 禁忌

現在存在する霊で、解放した場合甚大な被害が考えられる霊。世界中に散らばっており、自由になった場合文明崩壊レベルの被害が出る可能性がある。現在確認されているものは█体存在し、全て封印されている。しかし封印されたのは遥か昔であり、現代の技術では再現不可能なものもあるため、厳重に警戒しておく必要がある。

現在確認されている霊の場所は、██神社の大仏の内部に█体、ピラミッドの地下第八階層に█体、[管理者権限により削除されました]に3体である。

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