「ある朝、…………」から始まる小説を書こう!(一話完結×3)
ある朝、彼女の家の軒先に火星人が死んでいた
ある朝、彼女の家の軒先に火星人が死んでいた。
彼女は困った。とても困った。
そりゃそうだ。
誰だって自分の家の軒先に、地球上の生き物には見えないナニカの死体があれば困るだろう。
困った彼女は、警察に電話した。
警察が来る前に彼女は自分を落ち着かせる。
何を言うか考える。
『落ち着くのよ私。アレを火星人の男性が死んでいた、なんて言ったら絶対にダメよ。地球人は火星人の姿なんて知らないのだから。私が地球人じゃないとバレるわけにはいかないのだから』
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