電車で助けてもらった女の子家でも学校でも居場所がないらしい、そうだ!俺と暮らそう

@yorusatokaku

第1話 吐きそう、そして清楚

俺は今人生最大のピンチにみまわれている。

事は次の駅までが長い電車に乗った10である。

急に頭が痛くなってきた、昨日の夕食でなにかにあたったのかお腹も痛い、さらに電車酔いで吐きそう


「うぷっ」


おっと、あぶない、あぶない 

俺は座っている人たちのためにも我慢しなければならない

5の俺しんでほしい

腰のピンと伸びてるまだまだ現役だという雰囲気を出してるおばあちゃんに席を譲ってしまった。あぁ〜はきそ


さらに時間がたち頭の痛みが強くなり、吐き気を必至に我慢しなが立っていたがもう意識がもうろうとしてふらふらしてきた


「あの、大丈夫ですか」


それは俺の耳もとで小声で囁くように聴こえてきた、とても育ちの良さそうな透き通ったきれいな声でとても心地よかった


「もう、限界が近い・・・うぷっ」


「わかりました!とりあえずこの水を飲んで次の駅で降りましょう」


顔の見えない彼女は後ろから支えているのか俺を抱きしめるように立っていた

もちろん俺は変なことを考える余裕がない

しかし、背中に感じる柔らかさと甘いいい香りに少しだけ懐かしさと体が楽になるのを感じた。


そらから数分後ようやく電車が止まった


「つきました、はやくおりましょう」


「あぁ、うぷっ・・・はやく、はやくトイレに!」


やっと電車から降り、トイレに行けると思ったが世の中はそんなに甘くない

今は朝の七時、学校へ行く中高生、これから会社に行くサラリーマンなどでトイレには列ができていた


「ここもダメですね、駅を出て公園に行きましょう!」


名の知らぬ彼女はうれしそう


「はやく、もう・・・我慢できない」


俺はその後赤信号で止まる以外世の中の甘さを感じる事はなかった

そう吐き気を耐えに耐え抜いた


「体調はどうですか?」

「最悪です」


トイレで吐いたあと口を水でゆすぎながら頭痛の原因を考えていた


「まだ頭痛しますか?」

「吐き気がなくなった分酷くなりました」

「そうですか!あそこにベンチがあるのでそこで寝て休みましょう」


名の知らぬ彼女うれしそう

それを気のせいだと思いながら俺の意識は途切れた


_________________________________________


俺は目覚めた否目覚めてしまったのである

しかし、目は開けていない、嫌な予感がする


俺はベンチで寝ていたはず、しかし後頭部には柔らかい感触、さらに布団のようなものが体にかぶさっている

それだけならまだ大丈夫、俺の聞き間違いじゃなければ隣、いや上か?

女の子の寝息がすぅーすぅーと聞こえる


俺はどこで寝たんだ

寝起きはホテルで寝たような感じ、体調も頭痛も無くなっている

しかし肌ざむい、周りには小学生くらいの男の子の声がする

ん?男の子声?さらに肩から下もよく感じるとベンチだ


なんだ、名も知らぬ彼女、枕持ってたのか

じゃ起きるかと目をつむったまま上半身を起こすとおでこにぽよんと柔らかいものがあたった


「きゃっ!」


おっとこの瞬間俺はどこに寝ていたのかを悟った、そして静かにベンチに正座する


「すみませんでしたぁーーーー!」


いいかみんなこういう時はプライドをすてよ

捨てなければ死ぬぞ(社会的に)


「あ、いや頭上げてください、みんな見てますから」

「社会的にころしたりはー・・・」

「しませんから!早く顔上げてください!」


そういうこともありながら今は12時急げば午後の授業にはいける


「すみません学校サボらせることになって、今日はありがとうございました助かりました」


「いえ、こちらこそ助かりました」


ん?助かった?


「ほら電車出発する時間になりますよ」

「ん?あぁーやばっ!じゃ今度お礼しまーす」


俺は彼女の助かりましたと言った時のが電車の中、午後の授業と頭をはなれなかった。
















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