名刺代わりの好きな本5冊

 心は永遠に中二のままだという、銀のインディアンなひとです。

 名刺代わりのっていっぺんやってみたかったんですが、10冊だと何を入れようか迷うけど、5冊だと何を入れないか悩みますねぇ。


 ミステリーとオカルト要素のあるライトなノベル以外ほぼ読まないので、そういったラインナップになります。

 5冊といいつつ、シリーズばかりでごめんなさい。


        *


◇『闇に歌えば/瀬川貴次』


 霊能力を持つ大学生・楠木誠志郎が、とある事件に巻き込まれたのをきっかけに文科省内にある曰く付きの品を扱う特殊文化財課──通称・ヤミブンでバイトすることになる和製ホラーです。


 昔々図書館で、藤川守さんのおどろおどろしい表紙に惹かれ、何気なく手に取ってみたのがすべての始まり。

 試しに1冊読んでみたらすごく面白かったので、続きをどんどんリクエストし、読みまくりました。

 近くの図書館、古いものから新しいものまで、ラノベが充実しててありがたかったですね。

 もちろん今でもお世話になってます。


 まあ結局欲しくなって、あとから買いにいったのですが、『滄海うみへの逃亡者』、『黄金きん色の黎明 前後編』、『ナイト・コーリング』のラスト4冊しか手に入らなくて、その後出た新装版が『紅蓮の御霊ごりょう』(『滄海への逃亡者』の一つ前) で打ち切りになったときは、なんか運命感じました。


 続編の『聖霊狩り』も大好きです。



◇『封殺鬼/霜島ケイ』


 千年以上生き続けるふたりの鬼と、彼らを使役する鬼使いたちの活躍を描いた退魔もの。

 やはり西炯子さんの絵に惹かれ、図書館で借りて読みまくりました。

 思えば子供のころは絵で読む本を選んでいたから、正直外れることも多かったですね (笑)。


 こちらは当然大当たりで、ステキな登場人物たちの楽しいやり取りもさることながら、退魔ものならではの呪術が超カッコよくて、真言やら祝詞のりとやらにめっちゃトキメキました。

 これは『闇に歌えば』にもいえることですね。


 で、そういうのをもっと知りたくなって、それ関係の資料を読み漁り、今現在に至るわけです。

 ほら、永遠の中二ですから (笑)。



◇『バチカン奇跡調査官/藤木稟』

◇『准教授・高槻彰良の推察/澤村御影』


 どちらもミステリーですね。

 角川さんの本だから、カクヨムで一端に触れることも出来ます。

 表紙絵美しいですし、蘊蓄たっぷりで面白いですよ。


 私ミステリー大好きで、つい最近も、霊能者とその友人の男性コンビが事件を解決する話を読んだんですよ。

 しかも、なじみの場所が舞台で絵師さんも好きな方という、ハマりそうな要素満載なヤツだったんですが、不思議とまったくハマらなくて。

 おそらくコンビ間の糖度みたいなのが低かったせいですね。

 大事ですよ、これ。

 ホームズとワトソンも、火村英生と有栖川有栖も、糖度高くないですか?

 これらのシリーズも、そのへんとってもお高めなのでオススメです。



◇『天官賜福/墨香銅臭』


 今日本でも大人気な、中華ファンタジー小説です。

 神とか鬼とか出てくる話ですし、謎もある。

 これはもう、ハマらないわけないじゃないですか。

 そもそも中華好きになった理由の一つが、道教ステキって思ったからですし。


 それはさておき、中華によくある仙人のお話っていいですよねぇ。

 ちっちゃくて可愛かった弟子が男らしく成長し、師匠を翻弄するみたいな一粒で二度美味しいヤツ。

 師匠は年を取らないから、美しいままですしね。


 こちらは、そういう師弟ものではないですが、やっぱりいいですよねぇ。

 同作者さんの『魔道祖師』でも思いましたが、一途なヒト、大好きです。


        *


 以上、本の魅力は何一つ伝わってないかもしれませんが、私の好きが少しでも伝わったなら満足です。

 お付き合いありがとうございました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る