クラスの自己紹介で彼女募集中ですと言ったら教室の外から何か来た

とろにか

第1話 自己紹介


俺こと立花修哉(たちばなしゅうや)高校一年の15歳。


入学式の当日、校長の有難い話を聞き流し、俺は考え事をしていた。


いいか?所謂フツメンの俺が今まで通り、ある程度学業に勤しんだって、手に入れられないものがある。


それは、可愛いガールフレンド。略してGF。決してグラビティー、略してGなFカップのおっぱいのことではない。


だから俺は自己紹介で一発かましてやろうと企んでいた。


そして、凄いことに考えれば考えるほど自信が満ち溢れていく。これは彼女ができる最初の特別なきっかけになるかもしれない。そんな期待を胸に抱いていた。


言霊は宿るとかいうだろ?たぶんね。おそらく、メイビー。


「立花修哉です!彼女絶賛鬼募集中です!!」













滑りに滑ったらしく、気温というか空気というか教室はアブソリュートゼロ。見事に静まり返っていた。





***


その頃、他の場所でのやりとり。


???「メーデー!メーデー!緊急事態発生!行間にシュウの教室に集合!」


???「了解。・・・・・・ついにこの日が来た」


???「不純な穢れを察知。わたしの出番のようね。斬り捨て御免」


???「ねぇ、ちょん切ったらダメよ?そうよね?みんな?」


***


担任である三田先生までドン引いて固まった教室内。


え、あ?失敗した、のか?

次の一言が発せなくなっている。

喉がカラカラで身体中が熱い。


「ブフォッw」


俺の前の席の男子だけが堪え切れずに笑ってくれたのだった。


ま、まさか。これが所謂BLルート!?


ホモは嫌なんですけど。



ーーー


作者です。アホですが書いていきます。コメント(ツッコミ)もらえるとありがたいです。


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