第21話
そう思ったら居ても立っても居られず、ロボットに家族に手紙を書くからと10枚の紙とペンをもらった。
最初の5枚を今までの思い出を紙に書き、残りの5枚を返信用と書いて封筒に入れた。
その返信用には今は見えないあなたへの想いを書いて。
きっと家族はこの手紙の意味に気づいてくれるはず。
最近のペンはどんどん進化と便利を追求していて、ボールペン赤ペン、蛍光ペンそして消すことが出来るボールペンだ。
まず消すことが出来るボールペンで字を書いて、温かいスープのお皿の下に敷く。
すると熱で字が透明になる。
これで見えない手紙が完成する。
ただし冷やしてしまうと字がまた見えてしまう。
運良く今は夏だから見えるようになるくらいには気温は低くならないはず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます