第2話

それを聞いていた司会者と教授みたいな人が顔を赤くしながら熱く語っている。


それに反比例するように私の気持ちは冷めていった。


やっぱもっと面白いのがあればいいのに。


そんなことを思いながら寝返りをうつ。


そんなときだった。


あれが落ちてきたのは。


トスッ。


突然頭を何かに刺されて思わず声が出る。


「いったぁぁ!!何な………の………。」


目の前に落ちているものを見て、目を見開いた。


「…………え?」


本当の予想外のことが起きると頭が働かなくなるなんて、先生言ってたけど…。


こんな時にその言葉を痛感した。


落ちてきたもの。


それは。


雨でも。


鳥のフンでも。


ましては人でもない。


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