第5話 毎日のような病院通い

少しずつ、少しずつ…決してスクスクと目に見えて育ってはいないけれど、我が子は大きくなっていないが、近隣の同じ年頃の子供達より二回りほど小さいだけで、離乳食を口にするようになってからは「あーぁ」「うー」と言葉にはなっていないだけで泣き声以外の声を聞かせてくれるようになった。

しかし、夕方になると決まったように発熱し、ぐったりとしてしまう。

夜中に病院へ行き、診てもらう。原因はハッキリしないが高熱のため、おしりに注射して、解熱の薬を貰い、翌朝の様子次第では再診するように言われ、泣き疲れて眠る子の汗をタオルで拭きながら家路に着く。その頃には薄っすらと夜も明けてくる。

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