第7話

二週間後。

エルヴィンは、ヴァリス王国の王都に凱旋した。

 邪竜リヴァイアサンの死体を広場に晒し、邪竜リヴァイアサンの秘蔵していた莫大な金銀財宝を国庫に納めた。


 同時に、世界各国にエルドラドの領有権がヴァリス王国にある事を宣言した。

 エルヴィンは、邪竜リヴァイアサンの討伐と、エルドラドの領有というヴァリス王国の歴史的悲願を成し遂げた。

 国民は、エルヴィンを「英雄王」「軍神エルヴィン」と呼んで讃えた。

 フローラ王妃は、王城で夫であるエルヴィンを迎え、


「お疲れ様でした。肩を揉みましょうか~?」


 と尋ねた。


「とくに肩はこってないな」


 エルヴィンが、微笑で答える。


「では、背中か、太ももをマッサージしましょうか~?」


 美しい王妃が問う。


「特にマッサージは必要ないな。どこも疲労がない」


 エルヴィンが、肩をすくめる。


「お風呂で全裸でマッサージして差し上げますよ~?」

「すぐにしてもらおう」


 エルヴィンは即答した。

 二人は大理石造りの浴室に移動した。

 30人は楽に入れる大浴場である。


 フローラ王妃は浴槽に入ると、手ずから石鹸を使って自らの身体を泡だらけにした。


 そして、床にしいたマットにうつ伏せになったエルヴィンの背中に手をのせた。


「陛下、失礼いたします~」


 一糸まとわぬフローラ王妃が、正座したままエルヴィンに頭を下げる。

「うん」


 エルヴィンが答えると、フローラ王妃は黒髪紫瞳の少年王の背中を手で泡立たせ始めた。


 フローラ王妃はきちんと正座して、丁寧にエルヴィンの背中、尻、太もも、腕を洗う。


 やがて、フローラ王妃はエルヴィンの背中に馬乗りになり、自分の乳房を使って、エルヴィンを洗い始めた。


 金髪碧眼の王妃の形の良い胸がエルヴィンの背中に当たる。




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