未来

限りある明日を変えたかっただけなんだ

理由と役目を探す日々の中に

馬鹿を治す薬は見つからなかった

明日も頭が悪いのだろう

明後日は情けない顔を見て

ため息が出るだろう

いつまでも、一人で目覚めるのだろう


だって昨日がそうだった

一日の心臓は誰かを見つける事で、動いていくのでしょう


動き始める時間は軋んだ音を響かせる

うるさくて敵わなくて、ずっと耳を塞いでいたから気付かなかった

誰かのノックに気付かなかった


顔を上げれば、そこにはきっと

まだ見ぬ誰かが手を振っている


早くおいでと笑っている

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