春が終わる

人ゴミは嫌いだ

一度も行った事の無い店に入るのは嫌だし

狭いし学校なんて論外だ


宇宙や最新科学が好きな君は

月の裏側がとか

木星の並びがとか

僕にも解らない宇宙の事を

話しきった後

そう言っていた


其れでも君は新しい環境で

気の合う友達が一人出来たと

喜んでいて


僕は安心して

一緒に嬉しくなっていた


僕は思う

人の多さや世界の広さは

世界をより良くする為の

可能性の多さだと


苦い思いをする事も

在るかもしれないが

嬉しい思いをする

可能性も上がるのだと


もう少しで春が終わる

その間も宇宙は膨張し続けている


そう君が言っていた様に


世界の可能性を広げ続けて


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