第14話 えばーな

ある日突然、勇者に召喚された高校生の「佐藤

その兄」。高校を卒業したばかりで異世界へとやってきた彼を待っていたのは非情な現実だった。 魔王討伐のため旅に出ることを決意した彼は、妹に見送られながら旅立ったのだが......。 (つづく)

俺(♀)でもかまわない、そんな人はいませんか?

全自動プレイはさすがにしんどかった ~プレイヤースキル重視オンラインゲームの極悪コンボとか無理ゲーすぎる~ - 第5話・裏ダンジョン攻略と新魔法【中級】 - ンッスよォ~~~~!! ( ゚д゚

aヽ__*)_

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第1章:「始まりの街へようこそ!」終了から数日後。僕はとある場所に向けて足を運んでいた。

「えーっと...こっちだよね?」

道筋を確認しつつ、街の中心部にある広場に出る。広場にはたくさんの人々が行きかっており、そこかしこで人々の声が飛び交っている。みんな、一様に何かを楽しみにしており、その顔は笑顔に満ちていた。 ここは、王都『アルカディア』。この国の中心にして栄えている都市である。

(ついに来たんだ、このゲームの舞台、『グランガルド大陸』!)

僕がこれから挑むことになっているイベント、それは──。

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─────────このクソゲーをクリアしてやるよ!!!

あの日、あの場所でそう叫んだ僕の挑戦が始まったのだ

俺の名前は鈴木一郎。ごく普通の日本人だ。名前も日本名だし顔も日本人のそれだが別に地球人とかいうわけじゃない。いわゆる転生者と呼ばれる存在だ。そして前世の記憶を取り戻してからというもの、俺はあることにずっと悩んでいた。......この世界観じゃ魔法使うより剣で斬ったほうが早いじゃん! なんでや!? せっかく異世界に来たってんだからさ~! この素晴らしい世界で思う存分チートしたいじゃん! そんなわけで俺がたどり着いた答えは一つ、遠距離攻撃なんてものは捨てて近接戦闘一本にしようというものだった。幸いな事に俺には素早さと力強さがあったからな。それで俺は毎日修行を重ねながらダンジョンを攻略していったんだよ。だけどやっぱりというべきか何というか......魔法が使えねえんじゃただの一般人と変わらねぇんだよなぁ~~~っと思ってしまったわけなんだわこれが。いやまあ、それでも剣とか体術とかで戦えてたからいいんだけどね?

それでもやっぱり遠距離攻撃がないとキツイじゃんかよ。だからさ~やっぱ使えるようにならなきゃって思うわけだよ、うん。というわけで、こうしてわざわざ王都までやってきてるってわけでさあ~~~っ!(自白) ちなみにだけどさぁ~~~~~............俺ってばさ~~...............魔法適正がないらしいんだよね......。(遠い目) なんかもうさぁ~~......魔法陣起動したり呪文唱えたりするだけで頭痛くなってくるっていうかぁ~~.........なんていうかそのぉ~......う、うまく言えないけど...とにかく頭が痛くなるんだよなあっ!! (身振り手振

あ~もうマジでどうしよう! このままじゃあ宝の持ち腐れじゃねえか! せっかく魔法っぽいことができるのに使わなかったら意味ないだろうしよぉ~~~~~~っ!!!!?)

真・女神転生square root of the rainbow ~転移した先で世界の滅亡を目指します~ - 第1話 最強を目指した男 その名は...... - ンッッッッ!!!??? - ジィイイイッイイイいいいっ!!!!!?? ンンンンンンンンンッ!!!!!!????!?!?!??!(声にならない悲鳴) - ンは

てんじょうじたいだ。

「......ん?」

「あれ?」

「ここどこ?」 目が覚めるとそこは薄暗い石造りの部屋だった。 どうやら倒れているらしく起き上がろうとするも、背中に走った痛みによって起き上がることができない。 痛む背中を手で押さえながら周りを見渡すと、自分がいる部屋の奥に大きな姿見があった。 鏡の前に座り込むような姿勢のまま後ろを振り返れば、そこには見覚えのある少女が座っていた。

金糸のように輝く長い髪、透き通るかのような白い肌、幼子でありながら女性的な美貌を持つ彼女は、困惑している俺を不思議そうに眺めている。 しかし俺はそんな彼女のことよりも彼女の身に纏っている服装に目がいっていた。 服の裾から覗く足には黒いハイソックスを身につけ、上半身には薄紫色のローブのようなものを羽織っていて下半身に至っては黒色のミニスカートである。 頭には赤いリボンがついており、おそらくこのリボンを使ってポニーテールにしているのだろう。 それだけならばただのコスプレ少女の誕生劇であるのだが、問題なのはその少女の顔があまりにも整っておりすぎるということだ。 美少女と呼ぶに相応しい整った顔立ちはもちろんのこと、宝石

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