金髪

「あるよ」


俺は聞き耳を立てた。

え、写真があるだって!?

いつの間に撮られたんだと思った。

自分の席に座ってた俺は何気なく振り返り、

女子達の様子をうかがうことにした。


黄色い声。うるさかった。

「キャーッ、カッコいいじゃん!!」

「え、マジ!?これ、滅茶苦茶男前じゃん!」


まさか、それ、

俺だなんて言えないし、言う気もないわ。

だが、しかし、このあと急展開を見せる。

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