第4話

うぜええええとかって声に出して面と向かって言えたならスッキリもするんだろうが、俺は彼女の派手さ加減や整いすぎた見た目、

んでもってきれいで長い睫毛に圧倒され

何も言えなくなっていた。ただ黙りこくり

何も反論できない状態。


「髪の毛どこで切ってんの?

てか、前髪が目にかかってて目に悪いよ?

てか、ダサイよーその髪型」


「その服装もダメダメね?

ファッション雑誌買って勉強したらどう?」


「見るからに陰気なヲタク。

そんなんじゃ彼女できない。

これ、もう一生童貞であの世に行くんじゃね?」


随分ないい草。


俺は遂にキレることとなる。

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