第10話 おれ魑魅魍魎と化す

死んでから1ヶ月ちょっと経ったかな?俺は荒れ果て同じアスパラ人に(どうせお前ら1週間で成仏するんだろうって)絡んだり生きてる視える人間に意味も無く嫌がらせをしてトコトン追い詰めて自分もその分モヤモヤが溜まって行った。ある日何となく鏡を見た時に自分のアスパラが前より太くなり色も茶色くなっていてちゃんとした理由は判らないが良い事では無いってのは判った。しかも最近では少しのビリビリでは効かずビリビリが使える人を探して逆に追い詰めて精神的に潰すのを日課としていた。最初は恐くて近寄る事も出来なかった何時も同じ場所に突っ立ってる異形のアイツにも自暴自棄になって絡んで見たら思ったより呆気なく逃げようとしているから頭を押さえつけて太く変形した黒みがかったアスパラをへし折った。国立霊魂管理局らしい死神も様子を伺うように何時も陰からコチラを監視していたが睨みつけるだけで逃げ出すし、駅から郊外に伸びるおれがいつもウロウロしてる道には『反復横跳び通り』と名が付き全裸のおっさんが反復横跳びで車より早く走るとか目が合えばとことん憑いて来ると噂の場所になっていた

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