第310話 かきくけコロナ

2024.8.4

つい数日前、何だか喉の調子が悪いと思っていたら、あれよあれよという間に熱が出た。


まさかと思って検査をしたら、コロナだった。オーマイゴッド。


40度近くの熱が出て、頭は痛いわ身体は痛いわでえらい目に遭った。

やっと熱は下がったのだけど、頭は痛いまま、、、

冷えピタなどを貼って、とてもじゃないが人には見せられない様相となっている。


そんな中、何もできないので旦那が看病してくれるわけだが、作ってくれたのは、「緑のたぬき」。

おわかりだろうか、あの天ぷらの入ったカップそばである。


正直、熱でうなされてしんどい時にカップそばは食べられない。

いつもよりも汁がしょっぱく感じた。

数口、食べてやめた。


ゼリーなどを買ってきてくれたので、それで何とかしのいだ。


と思ったら、私の熱が下がるのを待っていたかのように旦那が発熱した。

2人してコロナだなんて、お話にならない。これぞ夫婦共倒れというやつだ。


頭がガンガンするが、旦那は寝込んでいるしどうしようもない。

仕方ないので買い出しに出かけた。


私は「赤いきつね」を作ってやろうかと割とリアルに思ったのだが、結果的にはおかゆに落ち着いた。


弱っている時にされたことの恨みは割と一生残るものだと思っている。

あとは食べ物の恨みも一生と言う。


そんな旦那は、熱も下がっていつものゲーム三昧だ。

暴言を吐きながら、舌打ちをしながら、ゲームキチガイと化している。


いくら言っても、直してくれない。

暴言を吐くその背中を、見ているだけしかできない私なのである。


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