第299話 幸せってなんだっけ
このところ、仕事に行くのがしんどい。
今日は朝がかなり眠くて、起きられなかった。
早く寝てるのに、、、、
起きられないなりに起きて、用意して家を出るわけだが、途中下車してカフェ行っちゃおうか、とか考える私がいる。仕事に行きたくない。
とはいえ、休みであっても何かすることがあるかといえば特にない。無趣味の暇人なのである。
何か趣味が欲しい。
半分、仕事は暇つぶしみたいなものだ。
休みになってもやることは特にない。
通院が隔週、、くらい。
まぁ、今は不妊治療でクリニックも通ってるけど。
最近、子どもができなかったら、どうしようかということを1日に1回はふっと物思いに耽ってしまう。
子どもができなかったら。
離婚してあげるのが旦那にとっての幸せなんじゃないかと思ったりもする。
旦那は、2人きりの幸せもあるというけど、私じゃなかったら子どもができてもっと幸せなんじゃないか、とか考える。
母から強い口調で「子どもはまだ!?」って言われるまでは、子どもだけが幸せの象徴じゃないって思ってた。
子どもがいない幸せもあると思ってた。
「子どもはまだ!?」
「もう年なんだから早く子ども産め!」
「何で子どもができないんだ!」
そんなことを言われて、結婚したら子どもを作ることは必然なのだと、半ば洗脳されてしまった。
旦那とは、子どもができなかったら家を建てて、保護猫でも引き取って暮らそうって話していた。
でも、母の言葉で、「子ども」が必然的であって、子どもができない私はいろんな意味でポンコツで、何だか旦那と一緒にいるのも申し訳なくなっている。
いつの間にか、そんな風に刷り込まれてしまった。
義母や義父もそう思ってるのかなって、思うようになった。
不出来な嫁だと、ましてやこんな病気で、うちの息子は本当にハズレくじを引いたと、そんな風に思っているんじゃないかって。
私がいなくなれば、全部解決するのかなぁと思うようになった。
そのうち、義妹や義弟の嫁も子どもができるだろう。
その時に、私はメンタルを保てるだろうか、とか考えたら、何だか面倒くさくなってしまったというのも本音だ。
離婚して、1人で生きていくには今の自分は自立できてないから、死を選ぶだろう。
というより、ガチ鬱になって自殺するだろうなと予想している。
3年前の自殺未遂、再びw
だって、そんな病気だから。
波風の立たない環境で生きていくことが、私にとっての一番の治療だ。
でも、子どものことで現にメンタル的に危うくなっている。
これからもっとメンタルがやられることが待っているのだろう。
こんな病気だというだけでメンタル削られるのに、なぜ私はこんなにも波風が立つような環境に晒されてるのだろう。
そんな未来に失望している自分がいる。
老いるのも嫌だから、早く死ぬのもアリだな。
今のうちに薬集めておこうかなとか、いらぬ考えをしている自分がいる。
母の言葉に大ダメージを受けるのは、小さい頃に罵詈雑言を浴びせられた後遺症だろう。
今の私は、小さい頃の私と一緒。
膝を抱えて、下を向いている。
こんな時でさえ、「いい子でいないと」と思っている。
「社会的に」いい人と結婚して、子どもを産む。孫の顔を見せる。
これが「いい子」のお手本。
私は、「いい人」と結婚したけれど、子どもは授からない。
だから悪い子。
小さい頃から、褒めてほしくてたくさん勉強した。たくさん手伝いもした。
いい子でいたかった。
小さい頃の名残だろう。
本当に好きな人と結婚して、本当に好きなことをできたのなら、それは本当の幸せだったかもしれない。
母に振り回される人生ならいらない。
来世は「幸せ」であり「自由」になりたい。
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