第298話 生きる理由
2024.5.13
何だか下腹部が痛い。
人工授精してから出血が続いている。
昨日はなかなか眠れなくて、やっと寝たかと思ったら3時くらいに目が覚めて寝れなかった。
怖い夢を見た。
今よりももっともっと安い時給で働かされる夢を見た。
お前なんか、そんな価値しかないんだと言われてるような夢だった。
母の気まぐれな暴言には小さい頃から慣れている気がしていたけど、やっぱり傷付くのだろう。
昨日の私は、小さい頃の私だ。
不妊治療してるのに子どもはまだか、はやっぱりキツい。
キツいけど旦那には言えなかった。
1人で、抱えている。
病気のことも、子どもができないことも、全部全部1人で抱えて生きていく。
特に病気のことは、当事者しかわからないから。
旦那には到底わからないだろう。
私のつらさなんて。
調子が良ければ家事もするし、お弁当も作るし、都合が良いだろう。
そのままでいてくれと思うだろう。
今日は嫌なことばかり。仕事もイマイチ。
きっと占いで私の星座は12位だろう。
死にたいとかではないけど母と電話をしてから消えたくなってしまっている。
子どもができなかったら、そっと離婚届置いて出ていこうかなぁ。
誰も知らない土地で、誰とも縁を切って暮らそうか。
旦那に申し訳ないから。
そんなことばかり考えている。
負の思考のループ。
母の気まぐれな心ない暴言が、私のココロに突き刺さっている。
生きるのは大変だ。
自分1人が気を付けて生活していても、第三者に傷付けられる。
誰とも関わらなければ良いのか?
そんな風に思うこともある。
生きるのは大変だ。
死ぬのはどうだろう。これまた大変だ。
死ねないから、生きている。
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