第282話 ピースの欠片

2023.2.5

ほそぼそと、生きている。


何も変わったことなんて、ありゃしない。

ただただ、平凡な日々を過ごすだけだ。


ODは、まだしていない。

年明けから、新記録を更新中だ。

無駄な薬を断っている。


雪がしんしんと降っている。

積もるだろうか。

地元を思い出す。


GLAYの、「winter,again」を聴いている。


最近、思うことがある。

もしも私が生きるうえで、誰かがいなくなってしまったら、と日々怖くなる。


ペットのカメでさえも、もしいなくなったら、って思うと怖くなる。


旦那、母、ペット。仕事。


何かが欠けてしまったとき、自分がどうなってしまうのかが想像が付かないことが怖い。


私の「今」が100ピースのパズルだとして、もし1ピースでも欠けてしまった時、私は崩れ去るだろう。


それが怖い。

自分がどうなってしまうのか。


そんな大げさな、となるかもしれない。

でも、私にとってはオオゴトなのである。


強迫的なものなのかもしれない。

でも、人間のココロは移りゆくもので、命はいずれ尽きる。


私はワガママな人間だから、誰よりも先に死にたい。


悲しい思いをしたくない。

ピースのどこかが欠けてしまったら、私はきっと自死を選ぶだろう。


誰よりも先に、いなくなりたい。

夢も目標も特にないけれど、あえて挙げるとするならば、それかなと思う。


たまに、夢も目標もない自分が生きる意味がわからなくなる。

早く逝きてぇなと思ったりする。


でも、「100ピースの自分」であるうちは、生きていたいとも思う。

100ピースのうちのどこかが欠ける前に、どうかいなくなりたい。


どうかどうか。





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