第266話 ポッキーの日

2023.11.11

そろり、そろりと冬の気配。

気温も下がって、だいぶ寒くなってきた。


今日はポッキーの日か。

1が揃ってるからポッキーの日だなんて、とんだ押し付けもいいところだ。


明治の、バレンタインデーのチョコ戦略みたいなもので、ポッキーの日もある意味戦略なのだろう。


今日は寒いので家でのんびりと。

やることなくてODとかしなくてよかった、そんな1日。

やることないと、息をするように薬をひとつ、ふたつ、、、、


そんな人間なのだ、私は。


旦那は目を皿にしてゲームに勤しんでいる。

毎日、毎日、よくもまぁそんなにやれるなというくらいゲームに勤しんでいる。

依存症かと見紛う。


あたしはクスリ、あんたはゲーム。

お似合い夫婦ってやつさ。


今日の気分は曇りってところか。

何の神も降りてこない。

つまらない1日。


大事な1日が無駄になっていく。

何の収穫も得られない1日。

堕落した1日。


日々がこんなにも無駄に過ぎていくのなら、生きている意味はあるのだろうか。

生きることに後ろ向きな感は否めない。

かといって、では鬱なのかと言えば、そうではない。


頭から、根っこからの思考がそうさせている。

生きる意味とは。

何かで足切りをしたら、生きている意味がある人間、必要性のある人間なんて一握りなのだろう。


考えども考えども、生きる意味や喜びは思いつかない。


それでも死なないから生きるってわけ。


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