第34話 ふと、思うこと

2022.5.11


今日も1日仕事が終わった。


ふっと、思うことがある。

私は必要とされてるのかな?


看護師です、と言うと「すごいですね」「尊敬します」とか言われることがある。


皆が思う「看護師」って、病院でバリバリ働いてるあの人たちのことでしょ?


私は保育園でしか働けないような、看護師の中でも底辺の人間だ。

双極性障害の波の中で、鬱や躁を繰り返しながら、転職や自殺未遂を繰り返しながら、それでも何となく経験は積んだ。

それでも、こんなもんって感じ。


だから、私なんか必要とされてるの?ってふと思う。

私がいなくても世界は回るし、何も変わらないだろう。

その思考が究極的に偏った時に、人は自分を殺めるのだろう。


だから、私も自死予備軍だ。

ベースにある思考までは薬ではどうにもならない。


その思考が偏って、実行に移さないようにするために、薬でコントロールするのだろう。


小さな頃から、歪んだ環境で培われてきた歪んだ思考。

「自分を大切にできない」というベースはなかなか直せない。


鬱であっても、躁であっても、「わたし」という人間には、培ってきた「人生」という基盤がある。


最近、仕事において「私はここには必要ないよね」って思うことが多くなってきた。


漫然と仕事をする、漫然と時が過ぎるのを待つ、とはこのことか。


まぁこれで給料もらえるなら、それもそれでいいじゃん?ってなるけど。


やりがいも大切。


とはいえ、自分の病気を考えると下手に冒険もできない。


だから現状に甘んじるしかない。


あーあ、何か才能が欲しいな。


神は二物は与えないだろうけど、せめて何か欲しいよなー


♪ツラいつらい辛いとわめいてるばかりじゃ

心にしわが増えるだけ


って稲葉さんが歌ってたな。


まぁ、わめきたい時もある。

つらいもんは、つらいもん。






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