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なーんかね、結構自分でも驚くぐらいには心が動いていない感じ。

撃たれたこと?

政治家なんだし、敵も多かっただろう。正直それ自体は不思議でもなんでもない。まだ近所のおばちゃんが亡くなったっていう報せの方が思うこともあるだろうと思う。

安全神話の崩壊?

そんなものは幻想で最初から存在なんてしない。生きてる以上は常に死ぬ可能性があるわけだし、その原因がトチ狂った輩の凶行だったとしても十分ありうる話だ。誰が狂っているかなんて、見た目だけでそうそう分かるものではないのだから。

ただ、事の経緯については非常に興味はある。

なぜこんなことをしたのか。何を成したかったのか。そういうところは根掘り葉掘り聞いてみたい。

これが一人で考えた、というのならまあお粗末な話だろう。目的がなんにせよ、採った手段が非常につまらないのだから。ただ生活を脅かしたテロリスト以外の何者でもなく、極刑は至極当然だろう。

ただ、もし、背後に操った何者かがいるのだとしたら、そいつは非常に狡猾で恐るべき存在だろう。なにせ自分の手を汚さずに事を成しているのだから。

そういう路線で深読み、妄想をしていけば、今回の件は邪魔に感じた黒幕が単独犯にみせかけて暗殺したのだと思う。そして今後、このような自らをも省みない人間による凶行で邪魔者を消す事例が増えるかもしれない。

ああ、実に権力者らしく、卑怯で腐った手段だと思う。そしてそれが自由に成されるようになったなら、自由なんて言葉は永遠の闇の中に葬られるのであろう。

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