24
なーんかね、結構自分でも驚くぐらいには心が動いていない感じ。
撃たれたこと?
政治家なんだし、敵も多かっただろう。正直それ自体は不思議でもなんでもない。まだ近所のおばちゃんが亡くなったっていう報せの方が思うこともあるだろうと思う。
安全神話の崩壊?
そんなものは幻想で最初から存在なんてしない。生きてる以上は常に死ぬ可能性があるわけだし、その原因がトチ狂った輩の凶行だったとしても十分ありうる話だ。誰が狂っているかなんて、見た目だけでそうそう分かるものではないのだから。
ただ、事の経緯については非常に興味はある。
なぜこんなことをしたのか。何を成したかったのか。そういうところは根掘り葉掘り聞いてみたい。
これが一人で考えた、というのならまあお粗末な話だろう。目的がなんにせよ、採った手段が非常につまらないのだから。ただ生活を脅かしたテロリスト以外の何者でもなく、極刑は至極当然だろう。
ただ、もし、背後に操った何者かがいるのだとしたら、そいつは非常に狡猾で恐るべき存在だろう。なにせ自分の手を汚さずに事を成しているのだから。
そういう路線で深読み、妄想をしていけば、今回の件は邪魔に感じた黒幕が単独犯にみせかけて暗殺したのだと思う。そして今後、このような自らをも省みない人間による凶行で邪魔者を消す事例が増えるかもしれない。
ああ、実に権力者らしく、卑怯で腐った手段だと思う。そしてそれが自由に成されるようになったなら、自由なんて言葉は永遠の闇の中に葬られるのであろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます