第9話
⑨某月某日某時
電子メール
蝉よりも蠅よりもうるさいのはあいつだ。
またあの牧師がやってきた。
僕は遂に怒りに任せて手に例の彫像を握りしめてあいつに見せて言った。
二度と来るな!!
もし来たら、こいつを壊してやると。
するとあの牧師、神の使い何て目じゃなくまるで悪魔のような眼差しで僕を睨み、あろうことかひっひっと嗤い、まるで舌なめずりするように去って行った。
なんて男だ。
こちらは未だ喪が明けぬ身であるというのに、なんという恐ろしい奴なんだ、あいつは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます