2022年5月1日

記:2022年5月2日 3:01



3時か


頭も痛くなるはずだ




穏やかな一日だった


ただ少し心が乱れたとすれば、母親のことを思い出したことぐらいだろうか



ゴールデンウィーク前


仕事帰りの車の中で電話がかかってきたかと思ったら不幸自慢をされた


正直なところ、健康診断の結果がD2だから何だ、なんて思っていた


我ながら冷酷だね


それほどには冷え切ってしまった


ただ、死んだらきっと泣くんだろうな


そんな気がする



こんなことを考えることにすら気色悪さを覚えるけれど


一つだけ感謝をするとすれば


今の名前を授けてくれたことだろうか


彼に出会わなければ、きっと私は一生、自分の名前を好きだと思うこともなかっただろう


たとえ偶然だとしても、いい名前を持って生まれた


感謝の気持ちを伝えたいなんて一ミリも思わないあたり、冷めてるよな




昨日は「おしゃべりアプリで推しがいなくなった」と書いたが、何の幸運かその推しがSNSに帰ってきた


また奴の配信を聞けることを願う


奴の元に集まっては、奴と、そこの人たちとで馬鹿みたいに騒ぐ時間が好きだ


またあの時間が戻ってくればいい




なぜ日記を書く時間がこんなに遅れたかというと、4月27日に書いていたアニメを観ていたからだ


本当は2話分だけ観るつもりが、倍の4話分も観てしまった


しかし観始めたのは日付が変わった頃のような気がしたが…


まぁ時計を見ていなかったのだし、仕方あるまい


良い時間だった




アニメを観る前に、どうせならいい気分で見ようと薬局に酒とアイスを買いに行った


その時はまだ0時半頃だったが、アパートから一歩外へ出ると、私の好きな世界が広がっていた


人の気配がなく、自然の音だけが聞こえる、静かな夜の世界



雨粒が散る音


風の声


木々のざわめき


遠くから聞こえる蛙の歌



ずっとこの世界にいたいとさえ思った


ただ情けないことに、夜に一人で出歩くのは怖いと思う


何も言わず、ただ手をつないで、一緒に歩いてくれる人が隣にほしいと願った


無いものねだり、だな


彼氏は静かなところはつまらないと言う


言葉に出しておらずとも、私にはそう聞こえた



ただ、本当に、この時間が永遠に続けばいいと、切に願った




さて、そろそろ寝ようか


今夜は本当に素敵な夜だった


どうかこれを読んでいる者全員が


少しでもいい一日を過ごせていますように


今日だけと言わず


この先もずっと




おやすみ


良い夢を、良い朝を

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