zmside 14話
ren「変な思考回路ですね。四大巫女は4人いなければ均衡が崩れるんですよ!?」
em「ここで争わないでください。」
ren「あ、すみません。」
kk「ミューザさんはなんにも悪くないですよっ。迷惑かける3人が悪いんじゃないんですかぁ?」
ren「・・・・・・そんなことはありません。彼女らに非はありませんので、さっきの言葉を撤回して欲しいところですが。今は無理でしょうからいいですよ。」
em「今日はここまでにしましょう。」
これはヒスイの判断ミスやな。特性を教えてもうたんやろ。あいつは悪知恵が働くタイプやろうからな・・・・・・
夕方・・・・・・
gr「今日はいざこざがあったようだが・・・・・・」
kk「あの3人が悪いんですぅ!私の悪口を・・・・・・」
こいつは何がしたいねん。一応本当のこと言っとかんにゃな。
zm「そんな事は言ってなかったで。後、そいつがいるところからその3人が喋っていることを聞けるとも思わんで。」
ren「・・・・・・身体強化魔法の応用なら聴覚だけを鋭く出来ますが、まだ心無様は出来るほど上達はしていません。ので、根拠は薄いです。」
mz「私が聞きました!」
em「私は聞いていません。彼1人だけでは信憑性が薄すぎます。」
gr「これでは埒が明かないな。この話はこれで終わりにする。各部屋に帰り給え。」
ヒスイが部屋に帰ったのを見て、部屋に忍び込んだ。
〜ヒスイの部屋〜
ren「はぁ・・・・・・教えないほうが良かったか?だが、知らずに魅了してたらヤバいことになるしなぁ・・・・・・」
zm「教えんほうが良かったんちゃう?」
ren「ですよねぇ・・・・・・って、ゾムさん!?」
告白の返事を聞いてないことをさっき思い出したので聞く。
zm「返事聞きに来たで。」
ren「あ、え〜っと、1つ聞きたいんですけど。僕が本当は(偽名)という名前ではなくて、異世界から来た人で、どんなことでも出来てしまう怪物みたいな人でも・・・・・・ですか?」
zm「異世界から来とったのは知っとる。グルさんが言いよった。名前が偽名なんはびっくりしたけどな。で、本名は何なん?」
怪物?ヒスイがか?どこにでもおりそうな可愛くて強い女の子ちゃうん?
ren「僕は雪村蓮。この世界の神様全員に加護を貰った召喚に巻き込まれただけの人ですよ。僕の「巫女と同じ力を使える」と「想像したものを作れる」。その2つの能力について誰にも言えなくて、悪用されるかもしれないから誰にも相談できなかった。寂しいのを歌で紛らわしてたけど、紛れてなかった。本当は、誰かに・・・・・・誰かに・・・・・・」
ポトッ、ポトッ。
ヒスイの頬を涙が伝っていく。俺はその顔を誰にも見せたくない、俺の部屋に閉じ込めてしまいたいと思い始めた。やから俺はこう言った。
zm「もう、1人で泣かんでええ。俺に身を任せえ。」
ギュッ。
俺はヒスイを抱きしめた。俺がヒスイ・・・・・・いや、蓮を囲って閉じ込めたいなんて思っとるとは蓮は思わんやろうな。
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