かげきでしょうげきてき
!~よたみてい書
事件発生
――はーい。それじゃあ、授業を終わりまーす――
長方形の画面に映し出されている二十代半ば程の女性教師が声をかけた。
すると、突然画面の上から色とりどりの花が落下していき、少しずつ画面の下部分が埋まっていく。
花は徐々に山となっていき、画面を埋め尽くしていった。
そして、画面中心部の一部の花がこぼれ落ちていき、“HAPPY”という文字になるように隙間が出来上がる。
数秒程、花が画面を占領し終えると、花の山は一瞬で崩れ去り、元の画面に戻っていった。
画面の中央には目を見開いて戸惑っている女性教師が映っていて、正面に向かって語りかける。
――これは一体なに事ですか!? ……システムの不具合でしょうか? まぁ、とにかく、一旦休憩時間です――
女性教師は小さな咳払いをした後、映像から彼女の姿が消えていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます