閉じる
表示設定
目次
空の海
空が海だったら
なんて考えたのは
どちらも青いから
ただそれだけのこと
サンゴ礁に群がる魚を眺めた記憶があれば
空の海にも魚が見えるかもしれない
空の魚を追うように
高みへと潜っていったのは
段々と深くなる青のグラデーションを
くぐってみたかったから
青色が少しずつ変化して
限りなく黒に近づくころ
頭上には丸い地球が浮かんでいて
怖いもの見たさが怖かったのに
いつの間にか宇宙を漂っている
さらに深く潜ろうか
それともそろそろ戻ろうか
戻る決心をしたのは
宇宙の果てを
見たくなかったから
とはいえ
空を見上げているこの窓辺が
宇宙の果てなのかもしれない
などと思いつつ
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817139556016008936
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます