幻像の色をさがす
パソコンの端に映る景色は
グレアが抑えられた別の世界
キーボードをたたきながら
チラチラと目をやり
ときに振り返ってみる
金色の置き時計に反射した西日が
白い天井に弧を描き
一日が終わりかけているのに
窓の外は摂氏33度の眩しさだ
けれども
ノングレアの世界の山の稜線は
純白の雲が境界を画している
そして
ふたつの世界の間に在るわたしは
あの空の色をさがすために
パソコンで検索しては
この世ではない空の色と
見比べている
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330660250082117
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