三日月の夜
三日月が突き刺さったように見える夜
細裂した白い花びらの先が
複数の糸となり
無音で乱舞すると
ゴシック模様が闇に浮かび上がった
模様はさらに進化して
ニューロンのように触手をのばし
月の光をそのシナプスへと送りはじめる
白く美しい神経細胞のネットワーク
それは
頭上の宇宙なのか
内側の宇宙なのか
銀色のナイフのような月は
夢でも見ていたかのように
消えていた
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818093086527711969
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます