ダズンローズ13 - やれやれだぜ
| 藤堂 京介
おかしら達に連絡したあと、メイドを名乗る女子高生に、お嬢様を助けてほしいと頼まれた。
絹ちゃんに気絶中の二人を任せ、着いていくと、青い工場とコロシアム廃工場との間に案内された。
するとそこには、なんと女子高生のお尻が横並びに綺麗に三つ並んでいたのだった。
壁尻か…マニアックな…
「指結び様。この壁尻グランプリ第二位が私の主人、桔花お嬢様のケツです。あら、三位の姫がフリフリと猛追していますね。早いですね。捲って差し上げましょう。スポーティな白ですね。色気も無く、少し青っケツですが、鍛えていますね」
そう言いながら女子高生メイドはフリフリとお尻を懸命に振る右端の女の子のスカートを捲った。
知り合いなのだろうか。
じゃなかったら、まあまあ酷いな。
三位と独断のように決めつけられた女の子は小さなお尻だけど、張りのある良いお尻だった。
青い壁に映える、白いパンツを装備していた。
しかし、順位とな?
ああ、大きさで順位を決めたのか
「ですが、はぁっ! と、このように生意気にも良い反応をお嬢様は示します」
そう言って、一番左端の女の子のスカートを捲り、お尻を叩いた。多分これが嘉多さんだろうけど、まあまあ酷いな。
嘉多さんのパンツは大人びた紫色で、縁にはレースが
「この紫シルクのおパンツに負けないくらいスベスベです。Tにしちゃいましょう。ほら、シミ一つない綺麗な美尻でしょう? 実質一位じゃないですか? はぁっ右! はぁっ左! 今は真っ赤なお猿さんになって反省しています…」
女子高生メイドは嘉多さんのお尻を撫で回し、グイッとパンツを真ん中に寄せ、Tバックスタイルに変えた。
すると真っ白なお尻が現れ…たと思ったら、すぐさま左右を尻だたきにする。
当然、真っ赤な手形が左右のお尻についた。
こいつ、やっぱり酷いな。
ちなみに、何故僕は黙ってこの女子高生メイドの強行を見ているかというと。
この女子高生メイドの瞳の色が最初から謀りを示していて、彼女のこの行動がどこをゴールにしているのかわからなかったからだった。
決してパンツ描写をしたいわけでは無いんだ。
ずーっと観ておきたいだけではないんだ。
ないったらないのだ。
「けれど、一位はやはり真ん中の姫でしょうか。風格が違います。最初っから捲ってましたし…貫禄がありますね。あら、優勝の嬉し涙でしょうか…ぼたぼた泣いていますね。あらら…花の女子高生が殿方の前で端ない」
真ん中の薄グレーのシンプルなパンツの子は、おっきなお尻をしていたが、良いお尻だった。多分骨格がしっかりとしていて、立ち姿だと綺麗に上向くカタチをしているだろう。
そんな子が大きく震えたかと思うと、お漏らししてしまった。最初から既に手遅れにはなっていたけどごめんね。
後で綺麗にしてあげるから少し待っててね。
「これはやはり真ん中の姫が不動の一位ですね。残念でしたね、お嬢様。…さあ、この3種のお尻を供物に差し出しますので、指結び様。どうかお嬢様をお救いくださいませ。はぁっ右ぃ! 良い音…。デカ尻、美尻、ちっケツ。どれを召し上がっていただいても構いません。確認は取りました」
「…嘘は良くないね」
やっと嘘が確認出来た。でも何でまたこんな嘘を…
「……流石は指結び様。皆様反応はポジティブだと思うのですが…確認は確かに致しておりません。では……嘘をついた罰として、この駄目イドの私、グロース女学院、高等部二年A組、首塚桜子16歳生娘をどうかお仕置きください……あら。指結び様のご立派様が…ふふ。どうしましょう─どうしましょう─およよーどうか、お嬢様をどうか─失礼致します───え?」
彼女はそう言いながら跪き、僕の制服のズボンに手をかけようとしてきた。
だけど、彼女の両手首を右手で鷲掴みにして止める。
なるほど。そういうことか。
確かにはっきりとこんもりしている、が…据え膳を食わないことだって僕にもある。
「うそはよくないね」
「…え?…え、へ、へ…すみません…でした…指は結ばないでくださいませ! …?…その…玉砂利は……いったい…何を…?…」
先程拾っておいた大小様々な白くて丸い石をジャリジャリと左手で鳴らす。
この後のことを考えるだけで憂鬱な今の僕に嘘を…しかも他人を巻き込んだ利己的な嘘をつかない方がいい。
きっと、ケガをする。
でも素直パンチは男向けだし…流石に女の子は殴れないし…
拘束、吸着、振動でいっか。
「うん? 駄目イドへのお仕置きさ。して欲しいんでしょ? 叶えてあげる──在れ〝タイダプ〟安心して。ただ気持ち良いだけだから。在れ〝プロシロ〟ただ気持ち良すぎるだけだから。ただ…くせになるかもだけど、開発しちゃうかもだけど、お仕置きだから仕方ないよね。…ここと、ここ。あとこことか…ここも。あ、少しずらした方が好きかな。うんうん。ならここか。当たりだね。ううん、大丈夫。恥ずかしくないよ。みんなしてる子はしてるよ。ただ隠しても僕には通じないだけだから。理解あるから。じゃあ…ここもだね。あ、声は後から遅れてやってくるから…認識阻害もしてるから、安心して」
反省しながら逝ってくるといいよ。謀りなんて考えられなくなるくらい、アタマ真っ白なアヘアヘになるからね。
さあ、ココロを入れ替えておいで。
この────素直ローターで!
まあ…カラダも入れ替わるかもだけど。
さあ踊れ、石! 一斉に振動だ!
「在れ〝ダニシー〟」
真っ白で真っ新なメイド、楽しみにしてるよ。
「、?!!?!、!、〜!、?!、!───── 、!!?、!!、────!!!────!!」
うんうん。どうやら良さそうだ。
そこでビクンビクンしながら良い子で待ってて。あ、もう泣いちゃった。仕方ないね。
そうして、駄目イドのお仕置きをスタートしつつ、改めて3種の壁尻を見る。
みんな違って、みんな良い。
いたた。違くて。
まずは洗浄の魔法で綺麗にして…スカートを戻してあげて…は〜〜〜やっぱりか…。
「…これ…壁とこんなに綺麗にくっついてたら…自動修復…こうなると厄介だな…壊すと…僕の魔法だけじゃ傷つけるし…回復するにしても…お腹の傷って痛いんだよね…可哀想だしなぁ……仕方ないか…でもな〜やだな〜は────っ、やだな〜〜〜でも仕方ないかあ! ………お〜い〝シュピリア〜タ〜〟」
───キイイイ〜ィィィ〜ン
シュピィのやつ…こんなにきっちり等間隔に並べて…この美意識…絶対にわざと巻き込んだ、な。
ふっ、まったく困った子猫ちゃんだぜ。
「本当に───やれやれだぜ」
僕は女の子達を助け出した後、やっぱり無茶苦茶悶絶した。
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