異世界で死にかけた所を助けてもらったんですがちょっと過保護すぎるドラゴンさん

ラス

第1話調子に乗る自称主人公

「どこここ?」


え?まじでどこ?家は?てかなんで制服のまま?


周りを見渡して大きな木 きれいな緑 見たことのないイノシシ??


イノシシって角生えてたっけ?


木の根元には気味の悪い植物がはえてる


異世界だ



「しゃああああああああああああああ」


異世界転生!これで俺も英雄?勇者?賢者?それとも剣聖?


「おいそこのイノシシもどきかかってこいやああああ」


ちょっと遠くにいたイノシシもどきに向かって言い放つ


こっちに気づいたイノシシもどきは全速力で俺の方へ向かってくる


ん?なんか早くね?


想像の倍早いんだけど


「えーと武器武器」


ん?まてよ主人公なら武器なんかいらねええ


「いでよ火の魔法!!!!!!!」


あれ?何も出ない


「でろ!でろ!でろやこらああああああ」



やばいやばいやばい


次の瞬間俺の意識がとんだ




・・・・・さい


ご・・・さい



ごめんなさい



誰の声かわからない 聞いたこともない声知らない女性の声


ごめんなさい


あなたは最強ではありません


最強??なんのことだ?ああ、さっきの異世界主人公最強論のことか


気にしなくてもいいのに



努力次第では上がりますので日々研鑽を忘れないように



なら問題はない、レベル上げは好きだからな



ありがとうございます、大きすぎる力を与えすぎて壊れてしまった方もいるので


そろそろ目覚めの時間ですよ


せめて普通の幸せを



知らない天井ではないが知らない空?周りが暗い 月明かりのおかげでまだ見えるが


「目がさめた?」


後ろから声がする きれいで透き通るような声 聞いてるだけで安堵する


「こっちを向かないで私の質問に答えて?私を見たらあなたは怯える」


俺は首を立てにふる


「あなたはなんでここに?力もないくせにこの森は普通人間はたちよらないはずよ?」


「悪いが俺は転生者だ。この世界の常識も知らんしなぜこの森にいるかも俺はしらん」


「じゃああなたは人間はすき?」


「人間?俺の世界は人間で溢れてたから好きというよりいなかったら戸惑うくらいだ」


「人間以外は嫌い?」


「いや別に対して好き嫌いもないが」


「見た目は気にする?」


「あまりしないよ」


「じゃあこっち向いて?」


俺は声にする方向へ体を向かせその存在を目視する



「きれいな翼と尻尾だな」


フードを被っている少女は顔がみえないが身長は150程度 声的に若そう?


黒色の翼と尻尾


得に翼


きれいだ


「随分よく見るわね?」


「ああ、ごめんいやだったか?」


「いや別に.....」


目まではみえないが少し笑っている


「あなたの傷直したけど流れた血は回復しないから家え来て」


傷?ふと自分の姿をみると制服の胸と腹に大きな穴と治療の血が流れたあとがある


「これは?」


「イノルノっていう自分の角でさして攻撃してくるやつがいるのそれは刺された後に治療したから服だけ穴が開いてるってわけ」


あーなるほど


てか服これしかないよ?


調子に乗りすぎてた罰か


ついてねえええ



おい、まて


うちへ来て?


これはまさか最強系からハーレムものへの方向転換かああああ


「早くいかないともう夜だよ?また死にかけたいの?」


「あ、ありがたくついていきます.....」


調子のはのらないようにしよう



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