一方その頃

前置きこの章の展開を考えた時、和樹サイドとヒロインサイドを交互に繰り返していこうと思います。

何気に初めてヒロインを出してたりする。

18話目で漸くヒロイン出すとか自分やっぱ展開遅いですね。



ピコン。

九条みさき「こんな時間に誰や、わっちにLIN◯を送ったのは。」


和  こんな時間にLIN◯送ってごめん。

      鬼柳赤兎の犯行予告多分見たと思うけど、今日渋谷で午後4時44分大量殺人するって言ってたけどイギリスに正体不明のモンスター倒しに行っててさ倒し終わったけど戻れるのは大分遅れそうなんだよ。

だから渋谷に僕の代わりに行ってくれない。

      

みさき「全くこういうことが和は抜けてるんじゃよ。

   まあ奴さんを殺し終わったらパフェでも奢って貰うとしましょうか。」


その後あまりにも早いんで二度寝し6時頃に起きて藤原与一(知り合いかつ和樹の協力者)にLin◯で似た内容を送ったところ快諾してくれた。

                  エンチャント

みさき「ふう、これで一安心なのじゃ。与一の付与術はかなり役に立つからのう。」



黒路慶太「お嬢、渋谷に行くでござるか。お嬢に怪我されたら困るんで拙者もついていくでござる。」


みさき「いくのじゃ。着いて行け。(慶太はジワジワと相手を削るのが得意だから今回も恐らく役に立つはず。)」


慶太「了解でござる。

   若みたいな大遅刻をしないようにとっとと渋谷に出立するでござるよ。」


約6時間かけて渋谷に行くとそこにはいくつかのクランがもう集まっていた。


一般人目線のスレッドに移ります。


001とある名無しの一般人:いやあ、犯行予告見た?

            まあどうせ反抗なんてしないだろうけどよ。

002とある名無しの学生:そうですよね。

           なんかあったとしても冒険者がどうにかしてくれるって。

003とある名無しの社会人:まあどうやってもフェイクニュースだろ。

            てかさ、実行できる訳ねえしな。

…以下犯行予告を間に受けたものはおらず民衆は慢心に慢心を重ねていた。

さらに…

101名無しの大学生:見にいこうぜ。そいつが本当に渋谷に来るのか。

102名無しの一般人:賛成だ。どうせただの冷やかしなんだからさ。

103名無しの警察官:あのなあお前らな、お前らみたいなやたら事件とかを見にいこうとする奴がいんだけどさそれ公務上執行妨害だからな。

例えばテロリストがテロを起こし、そいつを追跡し、逮捕しようとした時に野次馬が人質になってそのせいでテロリストから逃げられました。

なんかじゃやってけないって話。

お分かりいただけた?      

104名無しの一般人:ふざけんなよ。個人の自由だろ、そん何。

         追放してやる。

         103を追放しました。

105名無しの大学生:ってかさそんな状況でも犯人捕まえんのが警察の仕事だろ。

         103を追放しました。



後書き比較的少数の正当な意見が圧倒的多数の誤った意見に押しつぶされる。

これは現代のネット社会ではありうる状況です。

お互いあんなことにならないようにしましょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る