キャラクター紹介(挿絵あり)

主人公


ヨハンネ・キンブレイド


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 周りからは弟的な存在で、いつも誰かに守られて生きているか弱い少年。大商人の息子であるが、自分の身を守る剣術は身につけていない。しかし、そんな彼の夢は無謀にも世界中の古い本を集める旅。主人公にしては何も役に立たないが優しさだけは人一倍にある。その優しさが時に矛盾を作り出してしまう。無類の読書好きで暇さえあれば、自然豊かな場所で本を読む。


 特技――――――前を向かずに歩きながら、本を読む事。



主要キャラ



ミネルヴァ



https://8810.mitemin.net/i145333/



 ジパルグ民族の一人。小さな東の島国出身。ある日、奴隷商人によって、住んでいた村を襲撃される。そのとき、母親と父親を殺され、妹と共に、奴隷船に乗せられ、プルクテスに向かうことに。向かう途中、余興として妹サクラと殺し合いをさせられる。目の前で起きたサクラの死に、衝撃を受け、自分が誰で、どんな人間だったのかの記憶を無くしてしまう。


 寡黙であり、クールなイメージだが、彼女を怒らせた相手は五体満足で家には帰ることはできない。戦闘技術、とくに体術が得意である。蹴る、殴るだけで陥没骨折や粉砕骨折となる。それだけではなく、剣術が得意で、ジパルグ民族の本能が彼女を動かしているようにも見て取れる。主従愛を抱く彼女は、気がつかないうちに別の感情へと変わっていく。それが今後の物語へ大きく影響する。


 特技――――――目を開けて寝る。



ダマス・サルサット


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 プルクテス国の貴族の息子。彼は、周りからは貴族に思えないと囁かれており、ヨハンネからは「貴族らしくして」と毎度のように言われている。そんな彼は面倒見がよく、主人公の兄貴的な存在になっている。観察力、社会の動きにはとても敏感で、それが影響してか趣味は情報集め。



ハルト


 親や家族のいない一匹狼。スラム街に育った盗賊かぶれで、ヨハンネ邸に忍び込み、ぶどうを盗むもミネルヴァに見つかり殺されかける。それをヨハンネが助けた為、以来、ヨハンネを兄貴として慕う。



第二代皇帝フェザール・シャルロッテ・アレキウス


https://8810.mitemin.net/i124176/


 第三皇子だったフェザールは、腹違いの子で皇室から嫌われており一度、母親もろとも、暗殺されかけた。彼自身は一命は取り止めたが、母親はその時に死亡した。それを深く恨み続けたフェザールは20歳になった時、自ら時間をかけて作り上げた紙幣部隊、白蛇部隊で、先代皇帝ボルボノアを捕らえ処刑し、皇帝の座に就いた。そして、暗殺事件に関与したであろうプルクテス国の人に対して、憎悪を抱きを母親の復讐の為に皆殺し戦争を開始する。




白蛇部隊(通称ホワイト・スネーク隊)


 フェザールがスラム街から孤児を中心的に集め、離れ島で育成、教育、戦闘技術を叩き込んだ集団の事。私兵団とも、親衛隊とも言える部隊であり、フェザールの元を離れ、戦闘や工作活動、奇襲部隊と活動範囲は広い。


四の白蛇(幹部)


レイラ・ラレイ


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 帝国の密偵で、過去には結婚歴もある。夫に白蛇部隊のことを知られてしまったレイラは秘密を守る為に口封じとして斬殺。それ以来、口調が、「俺」となっているらしい。噂では、その夫はドラゴマ国の密偵だったといわれているが、詳細は不明。

長剣と鉄斧を好んで使う。レイラが持つ、鉄斧は夫を殺した物。顔立ちが良い少年を見つけると、いたぶって殺す悪趣味を持つ。不細工な男は容赦なく、しかも潔癖症なのか、血がつかないように返り血を避けるような戦い方をする。しかし、顔立ちの良い少年は逆に鮮血を浴びたがるようである。



ダリア・ロナス


未亡人。騎士である夫を失い、路頭に迷っていた所をフェザールに拾われる。それ以来、仮面の密偵として各国を調査している。

レイピア使い。貴婦人の風貌を持っていて、ドレスのような服をよく着用している事が多い。



キュナン


謎の少女。クレイモアを片手で振り回す剛腕少女で、レイラに「ゴリラ」とあだ名を付けられている。なぜか関西弁を良く使う。



ソーイ


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 刀剣の二刀流使い。砂漠地帯の少数部族の出身の模様。身長は低く、年齢は13歳前後。奴隷商会の市場で売られていた所をフェザールが見つけ、そのまま買い取られる。それ以来、フェザールの僕となった。語尾が、「なのね」と言う。なぜかは不明。

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