寮生の日常

@akizora4567

第1話 地獄への入り口

 なぜ自分は今ここにいるのだろうか?

 県外の学校に受かったからと言う当たり前の事なのだが、脳がそのことを理解したがらない。今すぐにでも家に帰りたいなんて願う俺の心を嘲笑うかの様に入寮式は進んでいく。

「と言うことで皆さんが良き学校生活と寮生活を送れることを心から応援いたします。」

 


一言で済ませよう。



この世から消えてくれ。



もう一度言う、まじでこの世から消えてくれ。


 さて、現実逃避はここまでにして部屋の整理をしなければならない。早いところ整理して明日に備えなければ....




 ということで部屋の整理終了。こうして見てみるとやはり本が多すぎる気がするが、まあ問題はないだろう。

 今日はもう寝ることにする。この寮でどのくらいまともな生活ができるかはわからないが明日の自分に託すとしよう。






 実際この時はそこそこマシな学校生活を一人の生徒として過ごせると思っていた。まさか俺の学生生活があのようなことになるだなんて、今の自分には予想ができなかった。







 学生情報

清水 秋

キヨミズ シュウ

1-3 26番 

入試結果

国語83

数学35傾斜配点により70

社会75

理科86

英語71

数学が異次元レベルまでにできない。人間性がかなり腐ってはいるが何回か話したことがある人からは好感度が高い。音ゲーがそこそこ得意。好きな物はゲームと人工甘味料。

やる気による上がり下がりが激しい。結構カードゲームは強いが日常での運勢は皆無。

口癖は「だるい」「消えてしまえ」



 

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