どうにかなるさ
シヨゥ
第1話
閉じた世界に居続けるとそこにしか居場所がないような錯覚を覚えだす。ここを飛び出したらやっていけないだろうという錯覚。
飛び込んだ世界に合わせるように視野も狭まっていくのだ。別にそんなことはないのに。視野角の外には目の前に広がる世界よりいい世界があるかもしれないのに。
だから錯覚にとらわれないように常に首を動かして世界を広く見る。そして一歩踏み出そうと決めたら決まってこう言い聞かせるのだ。
「どうにかなるさ」
適応力は人間の武器だ。どうにかならないわけがない。一歩目を踏みだすことはそんなに恐れることじゃないんだから。
どうにかなるさ シヨゥ @Shiyoxu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます