第34話吉野家ジジイ
今日、コンビニへアイスコーヒーを買いに行くと、喫煙所から、
「羽弦く~ん」
と、呼ぶ声が聞こえた。振り向くと、『吉野家ジジイ』であった。
この人まだ、60だがお母さんの年金で毎日吉野家でビールを飲んでいるのだ。
昼飯と夕飯の二回。
僕がここに引っ越しした際、吉野家を良く利用していたので、仲良くなったが毎日の事なので相手する気もなく、お母さんのお金で飲んでると聞いてから友達関係を辞めた。
声を掛けられたら、右手を上げるだけ。
世の中、色んな人種がいるもんだ。
吉野家で1人で牛皿をつまみに飲んでいたら、隣のオジサンと話し出して仲良くなり事もあろうか、僕の代金まで払ってくれた。
申し訳なく思い、その人とジジイがいないのを確認してから店内に入るようにしている。
今は母の手料理で過ごしている。材料は僕が買ってくる。
家族か千茶と食べる飯が一番美味しい。他は気を遣うからね。
僕は案外、気を遣い飲んでるタチだから。
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