第36話
パーティー会場を後にして部屋に戻る。マミとみつるがすでにフルプレートを着てポンチョを羽織って待っていた。俺だけポンチョではなく大きめのTシャツを羽織り4人です部屋を出る。
黒服のスーと言う男性について進むと避難経路の看板を開けて中に入った。まさかこんなところに隠しエレベーターが有るとは思わなかった。
最上階に登るとエレベーターのドアが開く、開くとそのまま部屋になっている。いわゆるプライベート部屋だ
山本さんと女性が2人で立っていた。
女性が前出て頭を下げた「先ほどは失礼しました。私はソン ルーと申します。リーサイファ様の侍女をしております。私も能力者で能力は変装、先ほどのリーサイファは私でございます。大変失礼いたしました」
ミヤが前出て敬礼する。
「こちらこそ大変失礼しました。私は特別機動隊 志島 宮と申します。本日 実動班、班長として参りました」
「こっちが動向した隊員です」
敬礼して1人づつ自己紹介する「先ほどは失礼しました。同 実動班 実動班長 高藤 仁です。そして」「同隊員 野々瀬 真美」「光 みつるです」
山本さんが「すみません、皆さんにお会い頂きたい人がおります」そういって隣の部屋に案内された。部屋に入り驚いた。何と進藤 保さんが、ベットで寝ていた。
「この方は、リーサイファ様の護衛と運転手をしてくださっていた。進藤様です。3週間前、何者かに襲われ強力な能力だと思われる力で、動けなくなっております。進藤様を助ける事が出来れば、リーサイファ様の居場所も分かると思われるのですが、我々の知っているヒーラー達が集めましたがうまくいかず困っておりました。そんな折、高藤様の筆頭戦のお噂を耳寄りにしました。何とかお力添え頂けないでしょうか?」
ミヤがこっちを見る。黙ってうなずいた。
「能力でこの状態なのだとすれば我々にお手伝い出来ると思います。すみません、これはお見せする事が出来ません。退室して頂いて宜しいでしょうか?」
山本さんとソン ルーさんが
お辞儀をして部屋から出る、マミとみつるも部屋を出ると入り口を塞ぐように立つ。
保さんに近き声をかけた。
「サトミのお父さん。久しぶりです。これからおれの能力でかけられた能力をキャンセルしてみたいと思っています。苦しいかもしれません。少し我慢してください」
ふと保さんが笑った気がした。
能力障害をこんな形で使った事がなかった。
保さんの胸に手をおき、能力障害を流す。先ずは、胸から頭に能力障害が流れていくようにイメージをする。
手から保さんの身体中に入っていくような感じがあった。
未だ声を出すことも難しいようだ。
さらに能力障害を出す、頭から足先、体全体に能力障害を流す、少し保さんが苦しそうにしていた。保さんを見るとフっと笑った気がする。≪もう少し待って下さい≫
能力障害を最大限に高め体全体をおおうようにかけると抵抗のあったものが不意に消えた。保さんを見る。
保さんが手を動かし、自分の顔の前に持ってくる。「ああ、高藤君、有り難う」
「すみません。遅くなってしまって」保さんが笑いながら手をふる。
ミヤが山本さんとソン ルーさんを呼んで部屋に入れる。
山本さんが「保、大丈夫か?話しが出来るか?」
「敬士すまない。迷惑をかけたな、ソンさんにも謝ってくれ」
ミヤが保さん我慢近づき「お話しを伺えますか? まだリー サイファさんの行方がまだわかっていません」
保さんが体をお越し話し始める
「事の発端は3週間前になります。私はリーサイファ様をお連れするべくこの部屋に来ました。その後、山本さんとソンさんと別れ専用のエレベーター無し乗りしました。
その時は私とリー サイファ様の2人だけです。そして駐車場に着いた時です迷彩色の服を来た者達に突然囲まれました。私は直ぐにトラブルを知らせる緊急ボタンを押してお二人に伝えたがその時、突然体が動かなくなってしまいました。1人の能力者だと、思いました。すみません。体を動かせずどの方向に向かったかわかりません」
「1つ分かることがこの能力を使った者の気持ちだと思いますが、伝わって来たのが、迎えが来るまで待たないといけない。そう伝わりました。後、私が思うにそいつらはホテルの敷地から出ていないと思います。何故かわかりませんがそうですか感じます」
ミヤが山本さんにホテルで核シェルター等が有るか聞くと、使用していなく既に入り口を封鎖した所が地下駐車場に有ると教えくれた。
駐車場の使用停止を依頼。特機が入り口を監視。その間シェルター内部の見取り図をもらい突入方法を検討するわ事になった。
見取り図を見ると入り口を入り直ぐ下に降りる階段が有るその下は部屋が二つ手前が居間、奥がキッチンが有る。保さんの話しでは最低5人打ち合わせ1人がリーサイファだ。
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