第一学園のハーレムキング

武田 健太郎

第1話 初めての出会い

俺、高藤 仁≪タカトウ ヒトシ≫は、今日入学の為、初めてこの第一学園に来た。今日が入学式の日だ。異能科と呼ばれる学科の生徒だけ別棟で入学式が行われると聞いている。そう俺は高校でボッチを卒業して快適な学園ライフを送ってやる!!そんな崇高な目標を持っている。ちなみに異能科を選んだ理由はいくつか有るが人数が極端に少ない。つまりハブられる可能性が低い!その為だ。グフフ。


さらに異能を持つ者は美男美女が多いのも特徴だ、まあ、たまに俺みたいな外れもいるが。


で集合場所が、学園正門の西側の楓≪カエデ≫の木だ。木の下まで来ると既に数人の新入生と思われる人が数人いた、皆初めてあう人の為か少し距離を置いて立っている。何かみんな見た目レベル高いな俺大丈夫かな?


楓の木の下で待っていると、背の高い女性が真っ直ぐこちらに向かって来る。かちっとしたスーツに身を包みキリッとした顔をしている。モデルと言っても通る顔立ちにがっしりとした肩幅、身長も170は有ると思う。俺が160cmだから、俺より少し背が高いし。普通に立っているだけで少し威圧的に感じる


女性が新入生の名前を呼びだす。一人一人名前を呼ばれ、ついてこいと命令口調で言って来た。移動する際たまたま隣にいた女の子に声をかけられた。


「ねぇ。なんか厳しそうな人じゃ無い、私なんか苦手かも」

「そうだね。俺も苦手だな」そう小声で話す。「初めましてだよね、俺、高藤 仁≪タカトウ ヒトシ≫よろしくね」

「あぅ~名前言うの忘れてた。私、佐々 田巻≪ササ タマキ≫、よろしくね」佐々 田巻は身長150cm位で可愛い顔をしている。何処と無く年下にも見えるがスタイルは凄くいい。制服の上からも分かる位だ。高校生活はさい先良いぞ。そんな事を思っているとみんな止まる。


古びた平屋の建物の前でみな立ち止まる。先頭を歩く女性が振り向くと全員要ることを確認し

「私は今日からお前達の教官を勤める高梨 浜≪タカナシ ハマ≫だ、宜しくな。来れこら名前を呼ぶ。呼ばれた奴は1人ずつ出てくるように。ここから先の鍵を渡す。ちなみこの鍵は身分証明書にもなっている、失くすなよ」「再発行は出来るが10万円以上するかな!!」


そう言われ1人1人身分証明書を渡される。全員がカードをもらうと建物の鍵の説明を受けた、カードを持っていれば入り口ドアに触れるだけで自動で開く。無い場合ロックが外れる事が無いため中から開けて貰う必要がある。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る