新約パワー聖書
アロハニンジン
第1話 天地創造
神は「光あれ」と言われた。ただしちょっとパワーが足りなかったのか光がなかった。そのためイラついて強めに「パワーあれ」と言われた。するとパワーのおかげで光があった。
これが第一の日である。
それから神は水で満たされた世界を真空破を放ち二つに分け、大地の土を力づくで盛り、大地に種をぶん投げてバラまき、断熱圧縮を掌で起こし太陽と月を作り、筋力に物言わせ宇宙空間へと打ち上げた。
さらに筋力を鍛えるべく、ランニングマシン、フィットネスバイク、チェストプレスマシン、クロストレーナーを作られ、スポーツジムとされた。ついでに栄養補給ができるよう、そこかしこにタンパク質豊富な植物や木の実を植えられた。これがエデンの園である。
途中これではつまらないことに気が付き生き物を作ろうとしたが、パワー系だけあって不器用だったため、あまり完成度の高くない生き物を作られた。これが魚や鳥や家畜である。
そろそろ慣れてきた神は人間を作った。パワーそのものである自分に似せてまず男を作り、そこから女を作った。
「産めよ、増やせよ、地に満ちよ。他の生き物をその筋力で屈服させよ」
神は人間を祝福し「この地にあるもの全てをあなたたちに与えよう。パワーで勝ち取るがいい」と言った。
神は出来上がった世界を見回して、そこそこの出来であることに満足し、超回復を行うため第七の日は休んだ。
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