僭越ながら異世界で底辺の僕が、カースト上位の存在にやりおる(わ(い))(な)と言わせてみた。

七星北斗(化物)

プロローグ 鉄パイプって意外と手に馴染む。

 僕は平凡な生活を送っています。そんな僕に転機が訪れました。


 黒板消しトラップにかかった僕は、心臓麻痺で死亡しました…(泣)


 ですが、気が付けば見知らぬ土地で目を覚ましました。


 ここは一体?


 自分の身なりを見れば、大変粗末な格好をしている。


 僕は確か、制服で学校に登校していたはず?


 周りを確認すれば、どうやらここは埃っぽいボロい空き家のようだ。


 まずは状況整理と、誘拐された可能性を考慮して、家の中に何か武器になりそうな物を探すと、窓側にあるタンスを開けば、なんと中には鉄パイプがあった!


 鉄パイプを握ると、ポーンと擬音が出て、目の前にゲームのウィンドウのようなものが現れ、どうやらそれは鉄パイプを解説する文だと理解した。


 鉄パイプの説明文を読めば、この武器は破壊不可能属性であり、攻撃力+5、レベルが1の装備のようだ。


 まるでゲームの世界みたいだなと思った。


 なら、僕のステータスはどのくらいなんだろう?


 頭の中で、自分の能力はどれくらいだろうかと考えていたら。


 ピロリーンと、頭のなかに自分のステータスが表示された。


 それによれば、職業浮浪者、レベル1、HP10、SP20、後は全て1だった…これ詰んでね?

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