生きると決めた日
碧海 架音
プロローグ
ねぇ、お母さん!あのねあのね!
私がお母さんの子供になれたのは運命なんだって!
今日幼稚園の絵本に書いてあったの!
そうね。運命かもしれないわね。
ねぇ、運命ってなあに?
運命っていうのはね、私達が知らないうちに結ばれた巡り合わせのことよ。
巡り合わせ…?誰が結んだの?
まだ少し難しかったかしらね。そのうち分かるようになるわ。
お母さんは運命ってあると思う?
どうかしら…。本当のことはわからないけれど、お母さんはあると信じているわ。
なんでー?なんであるって信じてるの?
それはね、お母さんの中でお父さんと出逢えたことが運命だと思っているからよ。
お父さんと?なにがあったの?
話すと少し長くなるけれど…
なになに〜?教えてよ!お母さん!
仕方がないわね…話してあげるからちゃんと横になって目をつぶって聞くのよ
はぁーい…
あなたが生まれるずっと昔にね…
これは小さな国で出会った2つの命の物語。どんなことがあっても最後は信じ守り抜く。そんな2人の物語。あなたは「運命」を信じますか?いつかあなたの元にも届くかもしれない、自分の運命を…
プロローグ〜[完]〜
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